第5章 レイヴンscene2
「翔…最高にセクシーだよ…」
翔の耳元で囁くと、翔の身体がぶるぶると震えだす。
「あ…あ…雅紀…もっと…して…?」
途切れ途切れの哀願に、俺はもっと熱り立つ。
「翔っ…もっとヨガれよっ…!」
腰を持って、思いっきり翔を突き上げた。
「あああああっ…!」
「もっと乱れさせてやるよっ…!」
歯を食いしばって、翔を何度も何度も突き上げる。
抜けそうなくらい、腰を引いてから最奥を穿つ。
ガツンガツンと突き上げる度に、翔の身体が揺れる。
射精で力を失った身体は、ガクンガクンと揺れる。
「ああああっ…雅紀っ…雅紀ぃっ…」
「ほら…翔、今日は俺はお前のモノだよ。どうするの…?なんだって言うこと聞いてあげるよ…?」
「ああ…あ…雅紀…俺だけ…」
翔が目を開いた。
鏡の中の俺と視線を重ねた。
「俺だけ愛してっ…」
叫ぶように言うと、身体を起こした。
鏡に手をつくと、鏡の中俺を愛おしそうに眺めた。
「俺だけの…雅紀…」
そういうと、また恍惚とした表情を浮かべた。
「俺のものになって…雅紀…」
翔は微笑んだ。
傲慢にも見える笑み。
「俺だけ見て」
そう言うと、鏡の中の俺にキスをした。