• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第5章 レイヴンscene2


俺は翔を引き寄せると、ソファの座面に乱暴に翔を投げ出した。


そのまま翔の中に入ると、力の限り腰を振り続けた。


じっと翔を見つめながら。


翔が快感に身をよじって、果てるのを何回も見た。


俺はただ見つめた。


歯を食いしばって、乱れる息にも構わず腰を振って。


快感の先に、何があるのかとずっと思ってた。


貪っても、食いちぎってもまだ先は見えなかった。




でも、今、この瞬間。




俺は見つけた。


快感の先に居たのは、翔だった。



「あぁ…雅紀…」


ゆっくりと翔は何度目かわからない絶頂に登りつめる。


ぽたぽた汗を飛ばして、俺もまた何度目かわからない頂に立つ。


「翔……」


そう呼びかけると、ゆっくりとまぶたを開けた。


「ずっと、見てる」


まぶたにキスをすると、俺は最後の力を振り絞って翔の中を味わい尽くす。


「あぁ…雅紀…っ…!」


「翔っ…一緒にっ…」


「ああっ…雅紀…愛してるっ…」


「愛してるっ…翔っ…!」




”愛”という言葉


それを聞いた瞬間、翔はまた気を失った。


白濁が、透明に近い色になっていた。


さらさらとした液体を手に纏わせた。


俺はそれを残らず舐めとった。


翔…愛してるよ…
/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp