第5章 レイヴンscene2
「翔…、翔…」
名前を呼びながら、翔の身体にキスをする。
翔は身体を震わせながら、俺の身体に絡みつく。
「雅紀…忘れさせて…」
翔の涙が首まで伝ってくる。
俺はそれを舐めとると、翔を抱え上げた。
リビングのソファにその身体を投げ出すと、いきなり翔を穿った。
「っ…雅紀っ…」
翔の身体が弓なりに反る。
「ああっ…雅紀っ…」
苦しいのか、翔の額に汗が浮かぶ。
「ごめん…翔…っ…」
抵抗を感じながら、奥までぐぐっと腰を入れる。
「くっ…あ…もっと…」
「翔…」
「もっと俺を傷つけて…」
「いやだ…」
「お願いっ…」
「いやだっ…!」
叫んだ勢いで、翔の奥に突き進んだ。
「あああああっ…」
翔の身体が跳ねたかと思うと、翔は失神してた。
俺はその体を後ろからぎゅっと抱きしめた。
愛おしくてしょうがなかった。
自分を全て投げ出して、俺の愛を貪る翔。
今まで押さえていたものが、一気に噴き出してきた。
「翔…好きだ…」
翔の背中にキスをする。
ゆっくりと翔の中を慣らすように動き出した。
ゆっくりと傷つけないように。
翔の身体に汗が吹き出してる。
それを丁寧に俺は撫でた。