第5章 レイヴンscene2
朝食が終わって、洗い物をする潤の背後に近づく。
「潤…」
急に抱きつくと殴られることがあるから、そっと名前を呼んでから。
なんの反応もないから、諾と判断して、後ろからそっと抱いて腰を引き寄せる。
耳元に口を付けると、囁く。
「ね、このまま立ってシよ?」
「えっ…」
「大丈夫…潤、そのまま洗い物してろよ…」
「ちょっ…雅紀っ…」
潤が慌てるけど、お構いなしにGパンをずり下ろした。
そのまま潤の前を掴んで、ゆるゆると扱き出す。
「あっ…やだっ…」
潤が腰を引いて、前のめりになる。
それに覆いかぶさるように身を乗り出して、耳を甘噛する。
「あっ…やあっ…」
そのまま首筋を舐めまわしてると、だんだん潤の先端から雫が溢れてくる。
「やらしい…潤…」
囁くと、身体をきゅっと縮めた。
「雅紀がっ…そんなことするからっ…」
「ふふ…我慢してる潤、かわいいよ…」
そう言ってTシャツを下からまくりあげて、脇腹を撫でる。
「あっ…ひゃっ…んっ…」
洗い物をする手は、とっくに止まってる。
俺はお湯を出すと、ゆっくりと潤の手を流してやる。
その間も潤を扱く手は止めない。
ゆっくり、ゆっくりと潤に快感が這い登ってくるのがわかる。