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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第4章 灰紫


やがて、翔の身体がまたビクビクと跳ね出す。


もう限界なんだろう。


俺も翔を組み敷いてるという、この異常な光景に興奮して、もう果てそうだった。


ふと寝室の入り口を見ると、智が立ってた。


じっとこちらをみている。


でも、止めようとしない。


翔の顔を智に向けた。


「ほら、智が見てるよ」


その時の翔の顔。


一瞬で凍らされた魚みたいな顔してた。


「あ…やめ…やめろよ…潤っ」


顔を背けようとするけど、俺は顎を押さえ込んでさせなかった。


「智がみてるよ…俺にヤられてるの…」


そういうと、翔の中がぎゅうっと締まった。


「うっ…あぁ…翔…感じてるじゃん…」


「違うっ…もうやめろよっ…」


俺は腰の動きを早めた。


智はじっと動かず、そこでただ俺たちを見てる。


「あっ…やめっ…んんっ…あっ…」


翔が感じ始めた。


こんなときに…


くっくと笑いが湧き起こる。


「翔…凄いよ…ぎゅうぎゅうに締め付けてんじゃん…感じてるんだ…」


「あぁっ…もうっ…うるさいっ…」


「ホラ、もっとやるよ…コレが欲しいんだろ…?」


ぐいっと腰を突き上げると、ビクビクっと身体が跳ねた。
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