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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第4章 灰紫


翔の身体がしなる。


逃げようとしてもがく。


腰を引きつけて、ぐいっと俺のほうに引き寄せる。


「やめろっ…やめろぉぉ」


やだ…


やめない…


「んんっ…はっ…はぁっ…」


なんとか痛みを逃がそうとして、短い呼吸を続ける。


「痛いでしょ?俺、この何倍も痛かったからね…?」


「だからっ…ごめん…」


無言で、また貫く。


「ローションもなんにもつけないで、いきなりだったからね…酷いよね…翔…」


「ごめん…それは謝るから…」


「でも、智には違ったんだよね…?」


また穿つと、呻く。


「う…も、やめろ…」


「智には俺で学習したから、優しくしたんだよね?」


「やめろっ…智のこと、お前には関係ないっ…!」


「あるよ…バカだな…自分で巻き込んでおいてさ…」


「やめろっ…お前が智のことどう思ってるか、想像するだけで殺したくなるっ…」


「じゃあ、殺せばいいよ…」


そのまま、腰を振り続けた。


翔はそのまま俺のなすがまま。


暗い快感が俺を貫いた。


ゾクゾクする…


もっと、もっと…


そのプライド、へし折ってやる。
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