第4章 灰紫
ギリっと智を縛ったロープの音が聞こえた。
「うぁ…潤っ…待って…動かないでっだめっ…」
「リーダー…好き…俺、ずっと…好きなんだ…リーダーが誰を好きでも俺、構わないから…」
「潤っ…だめだって…俺、翔ちゃんがっ…翔ちゃんしかっ…」
「あぁ…リーダー…ねぇ…ちょうだい…俺に出して…?」
潤が身体を丸め込むと、智の胸に舌を這わせた。
腰を動かしながら、智を愛撫する。
「んっ…あ…潤っ…やめてっ…」
そういいながらも、だんだん智の腰が動き始める。
無意識に動かしてる。
「んっ…あっ…リーダーっ…もっとぉ…」
薬のおかげで、潤がトロトロに融けてる。
俺は潤の背後に回ると、潤の綺麗な背中にキスを始めた。
「あんっ…翔くんっ…気持ちいぃっ…」
ビクビク身体が震えたかと思うと、智くんが呻く。
「潤っ…だめっ…締まるっ…」
智の胸板に、潤が両手をついた。
「ぁ…も…イっちゃう…リーダー…ちょうだい?一緒にイこ?」
激しく腰を沈めながら、潤が囁く。
「ぐっ…んっ…潤…潤…」
動けない智くんは、目尻から涙を零した。
俺は、智の足の間に入って、繋がってる部分を見ながら、智の陰嚢を揉み始めた。