• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第20章 グレイ scene2


「ん…智くん…もっと…」


「翔の欲張り…」


そう言われて、身体が勝手にぶるっと震えた。


「あ…耳まで震えるね…可愛いよ翔…」


「あ…いや…見ないで…」


耳の付け根に着いていた鈴がチリンと鳴った。


「ああっ…」


急に下半身から快感が駆け上がってきた。


ニノが俺を咥えていた。


「や、ニノそんな急に…」


「翔、見て…ニノのお口から何が見えてる?」


ニノの口元をよく見てみたら、なにか白いものが見えた。


「生クリーム…翔の棒、おいしく食べてるよ?」


「あ…や、だ…恥ずかしいよ…」


ニノは顔を上げて、ケーキからクリームを指で掬い上げた。


それを俺に塗りつけると、また口に咥え込んだ。


「やーらしいねえ…。翔がいけないんだよ…?こんなに猫耳が似合うから…」


智くんが耳元で囁いて、身体にどんどん力が入らなくなる。


ニノの熱い唇と、甘い匂いで頭がおかしくなりそうだった。


「智くん…ちょうだい…?」


舌を出して智くんを誘うと、すぐに甘い舌が俺のに絡む。


「ん…っ…嬉しい…」


智くんが俺の身体に腕をまわして、ぎゅうっと抱きしめてくれる。


チリンとまた頭の上で音がした。
/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp