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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第20章 グレイ scene2


「翔、起きて?」


ゆすられて目を開けると、部屋の中が明るかった。


「あれ…?」


「もう、翔さんったら気を失うくらい乱れるんだから…」


身体を両サイドから支えられて、優しく引き起こされた。


「ほんと…?俺、気を失ったの?」


「オフィーリア…」


ニノが呟いてくっくっくと笑った。


「え?ハムレットの?」


「そう…翔さんの場合は、気持ち良すぎて発狂したんだよ…?」


「凄かったねえ…猫耳揺らしてチリンチリン鈴鳴らして…」


「俺達の上で腰振って、ね?」


「そしたら急に笑い出して、おちんちんから大量に精子だして…」


「出すもの無くなったら、潮まで吹いてね…」


「う、嘘だっ…そんなの女の子だけでしょ?」


「男だって吹けるって。昨日俺たち見たもん」


ニノがにやりと笑う。


「ホント、翔は凄かったよ…これからは、セックス3人でしようね?」


「えっ…?」


「さ、有吉さんにお迎え頼んだから。収録行ってきな?」


身体を見ると、綺麗になってた。


二人でお風呂入れてくれたんだ…


俺は二人の顔を代わる代わる見つめた。


「なに?」


「どうしたの?」


「ん…なんでもない…」


ちょっと気怠い身体を起こすと、智くんの頬にキスをした。


すぐにニノの頬にもキスをした。


「ホワイトデー、ありがとう…」


二人は微笑んで、俺を抱きしめてくれた。


「二人だけのお前なんだからね?」


「そうですよ…あんな顔、誰かに見せたら殺すからね?」





迎えに来てくれた有吉さんに、質問攻めにあった。


本当にどう答えていいんだかわからなくて、俺はずっと寝たふりをした。






後日、寝顔がかわいかったと有吉さんが爆弾発言をして、俺はその夜眠らせて貰えなかった。



…また、記憶を失ったのは言うまでもない。



【END】
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