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【赤葦京治】炉辺歓談 【短篇集】

第5章 《関係》R18


俺の動きに合わせて揺れる腰とか、俺の形にぴったりとひっついているの中とか、俺が上げさせている喘ぎとか、目の前を揺れる綺麗な胸とか、そんなのが全部ぜんぶ入り混じって、正常な思考が出来なくなってきた。

慣れていないの中は俺のを食いちぎらんばかりにきつくギュウギュウに締め付けてきて、気を抜けばイってしまいそうだ。

部室に響く、肌を打ち付ける乾いた音。セックスするときの独特の匂い、の喘ぎ声、揺れる胸、締め付け、今この場の全てのものが興奮材料になり、俺を絶頂へと誘う。

「あっ、ん、ひぁっ!…っあか、あしせんぱっ…あ、あ、あ、ひぃっあっ、や、ああああああっ」

「っは、ん、んっ…ふ、ん、んっ!う、あっ!くっ…!」

目の前が真っ白になる前に、何とか自身をの中から引きずり出して、彼女の腹の上ぶちまける。

一気に脱力感が襲ってきて、そのままの上に倒れ込んだ。耳に直に触れるの息は弾んでいてくすぐったい。

そのまま、お互いが落ち着くまで抱き合って、やっとのことで起き上がり、はだけた服を綺麗に着直して、2人で帰路についた。

帰り道は、会話こそ少なかったけれど、繋がれた手からは温もりが伝わってきて、その温かさがの心の温度になっていれば、なんて思った。

を家まで送って行って、門の前で離された手が、無性に寂しかった。










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