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Fate/Fantasy Of Cthulhu

第7章 調査


初は部屋を出て自室に戻った。

午後4時5分 土御門神社・美希自室
美希は自室でスマホをいじっていた。
それはアプリで遊ぶためではなく連絡をとるためである。
「康介にお願いするか~」
美希は康介に電話をかけた。
数コールのあと康介が電話に出た。
「どうした、美希?」
「少し頼みたいことがあるんだけど、時間大丈夫?」
「大丈夫だよ、頼みたいことって何?」
「え~と、翻訳というか解読をしてもらいたいんだよ」
「えっ!?俺・・・そういう道の専門家じゃないから・・・無理だよ」
「そんなの知ってるよ、康介には無理な仕事だしね」
「酷・・・自分でも分かってたけど、人に言われると余計に傷が」
「ごめんごめん・・・。私が言いたいのは解読できる人や物を見つけて欲しいんだ」
「分かった、いつまでに完了させればいい?」
「なるべく早くめにお願い。解読してもらいたい物は写真で送るから」
「了解」
美希は康介との通話を終え例の写真を送った。
その直後、康介からLINEの通知がきて、何とか頑張るとあった。

午後8時20分 柏警察署付近
小悟狼は帰宅途中だった。
(やはり、鮎川は殺されていたか・・・)
昼間に鮎川の名前を聞いて、何か違和感を感じ柏市立病院から柏警察署に戻り調べた。
その結果、鮎川は殺されていたことが判明した。
しかも、類を見ない殺されかただった。
(あの殺人は異常だったから覚えていたが、まさか鮎川が先生と関係があるとは思いもしなかった。もしかしたら、今回の件で鮎川を殺した奴と遭遇するかもな)
そんなことを考えながら、タバコを吸い歩いていた。
しばらく歩いた時、異様な気配を感じたので小悟狼は気配を感じた方向に向かって歩き出した。
すると妖怪が数匹居るのを目撃した。
小悟狼は気配を消し妖怪の背後に近付き声をかけた。
「おい・・・」
「ん?何だーーー」
妖怪が振り向いた瞬間、小悟狼は持っていた刀で妖怪の喉元を貫いた。
妖怪は声を上げる間もなく絶命した。
仲間の妖怪たちが慌てて小悟狼の方へ向き直る。
「何者だ、貴様!!」
妖怪が怒号を上げると小悟狼は不敵に笑った。
「阿呆が・・・これから死ぬお前たちに名乗る意味はないだろう?俺はお前たちの敵だ、それだけ分かっていれば充分だろう」
「余程死にたいようだな人間ッ!!」
一体の妖怪が小悟狼に襲い掛かった。
小悟狼は跳躍し妖怪の攻撃を避け刹那。
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