第2章 六つ子、命の危機
一(なんなんだ?お母さんがそわそわしているけど…)
一「お母さんに何かあったの?、おそ松兄さん」
お「いや、知らないけど…これまた前の面接的なやつじゃないよね?」
カ「嫌な予感がするぜ、ブラザー」
一(お前に言ってねえ…)
その悪い予感は、残念ながら的中していた。というかもっと悪かった。
母「さあ、ニート達~、大事な話よ。よく聞きなさい。私お父さんと話して決めたの。」
みんな(な、何を…?)
母「家から出ていって自立してもらいます!」
「はあっ?」
しばらく経って…母親が決意を変えないと知った六つ子は、荷造りを始めた。と同時にチョロ松が口を開いた。
チ「実はね…俺正社員として、赤塚出版社で働くことになったんだよね」
五人「えっ、嘘だよなチョロ松?」
チ「いや嘘ついて何になるの?」
お「えーっ…チョロ松、養ってくれよぉ~」
チ「ごめん…1人で暮らすのが精一杯なんだよ。ニートなんて養う余裕ないから。」
お『ドサッ』
五人「兄さんッ!!」
十「僕野球チームのお手伝いとコミケのお手伝い頼まれてるー!」
ト「スタバァで働こう…」
おカ一(どうしよう…)
カ「でもあの服を売れば…ッ」
お一(あーヤバイやつだよこれ…)
おそ松と一松はなすすべがなかったけれど、そんなこんなで家を追い出された六人でした。
やることがない2人は他の兄弟と別れ、緊急会議。
お「どうする?一松」
一「…」
お「俺は~、とりあえず馬券買ってくる。一松はどうする?」
一(こりゃだめだ…)
一「買わない。じゃあな、おそ松兄さん」
お「幸運を祈ってるぞ~」
一(…お前がな)
こうして、一松はとりあえず猫と戯れることになったのだった。