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【R18 ハイキュー!!】幼なじみ 赤葦京治との場合

第2章 欲張りは失恋のはじまり



……京治の仲いいクラスメイト。いつも一緒にお昼食べてる人。

「あいつから好きだって伝えてくれって頼まれた」

「ど、いうこと……?」

「話があるって言ったの、このことだから。返事は直接あいつにしてやって」

「なにそれ……」

ねえ、私が京治の事ずっと好きだって、知ってるよね?

知らない?

京治は、私の気持ち知ってて、キスしたんだよね?

どっち?

「ね、京治、私、ほんとは、」

「言わなくていい」

「……」

「悪かった」

有無を言わせない一言。

目の前でパシッと扉がしめるような謝罪。

私のことは、なんとも思ってない。

本当に魔が差しただけ。

そういうこと……?

気持ちを言うことさえもダメ?


あの夏以降、京治は徹底的に私の気持ちを無視する。

何度頑張っても、さらりとかわされる。

まるであの夜は京治の記憶からなくなってしまったように。

あの夜は私の妄想だとでも言うように。

そのうち、私も頑張ることをやめた。

だけど本当は……

本当に……

どうしようもないぐらい、京治が好きで……



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