第8章 幼なじみは恋人のはじまり

京治の唾液が内ももからしたたってる……

私の蜜?　

どっち？

「やぁ………んっ」

京治の舌がふいに離れた……と思ったら、代わりに指が2本押しあてられる。

や、ダメ。そんな溶けきった入り口をかきまわされたら……！

「ひんっつ、あああ！」

私のアソコ、京治のしなやかな指をくわえこもうとして、うごめいてる。

「あっ、…あ…、や、待っ、……ちょっと、待……っ」

身体が感じる快感に心がついていけない。

身をよじっても、京治はなおも追い上げてくる。

中に挿しこまれ、大きくまわすようにして刺激されながら、

「気持ちいい？　俺にイカされたい？」

耳元でそんなふうに囁かれたら……

もう、ダメ……

「あ、やっ……ん、ん……っ！！」

「おまえがイクとこ、見せて」

京治の歯がキュッとクリトリスを噛んだ。

イっちゃう……！！！！

「あ、ああああんっ！」

脚を突っ張っても、ブルブル快感に震える躰が止まらない……

ドクドクと蜜があそこから溢てるのがわかる。

わたしだけ、イっちゃうなんて。京治に全部見られてなんて。

震え続ける身体を上からぎゅっと抱きしめられる。

ボディソープの匂いがする京治の身体は汗もかいてないのに……

「……ぁ、わたし、だけ……」

ひどい。ずるい。

「バカ。これで終わりだと思ってンの？」

「……」

鼻先をくっつけた京治の顔、なんか切羽詰まってる。

「コレ、このままで終わりって、どんな放置プレイだよ」

ぐっしょり濡れたアソコに押し付けられる、京治の硬いアレ……

私のアソコもまたもぞもぞ反応してきちゃう。

「これ、欲しい？」

「……」

「言って」

「……欲しい」

「どうして欲しい？」

どうでもいい。早く……

「……早く、挿れて」

欲しい。京治が欲しい。

「早く…………ナカ、掻きまぜて……」

一つになりたい。

京治と、本当に一つになりたい。

「……俺のこと興奮させることできるの、お前だけだから」

焦ったようにすべてを脱ぎ捨てる京治の顔。

興奮してるのが、わかる。

今まで見たことないような、顔。

表情のない男の表情。

こんな顔を見れるのは自分だけ……