第2章 女の感は働いたり働かなかったり
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とりあえず新撰組までの行き方を確かめる為
覚えている限りを思い出し道を進む。
「確かここを曲がって……ってあれ??」
合っていると思った道を行くと全く知らない道に出た。
人通りも少なく戻ろうにも戻り方がわからない。
こ、これは…
完全に迷子になったようです!!
「いやー、困りましたなぁ、どうしよう…」
男1「おい姉ちゃん一人で何してんの?こんな所で。」
男2「もしかして迷子?道案内してあげようか?」
困っていると2人の男に声をかけられた。
見るからに怪しいんだけど。
しかも何無駄にニヤニヤしてんの…気持ち悪い…
直感で危険を感じた私はひとまずこの場から離れようと思った。
「け、結構です、私用事あるので…」
男1「いいじゃんいいじゃん、道案内するついでに俺らと遊ぼうぜ?」
男2「迷子なんだろ?見ない顔だし、土地勘も無さそう、ラッキー♪」
しつこいんですけど!
人が必死に道覚えようとしてるのに邪魔しないでよね!
私の庭計画が台無しじゃないの!
すると一人の男が私の腕を掴んだ。
男1「大人しくしろって、何、殺しやしないよ、ちょっと気持ちいい事してやろうってんだ、ありがたく思えよ。」
「気持ちいい事って何ですか、マッサージ屋さんにでも連れてってくれるんですか?ありがたいですけど私持ち合わせ無いので、離してください…」
男1「は?マジで言ってんの?まさか処女?」
そう言われた瞬間、この人たちが私にしようとしてる事の予想が確信に変わった。
非常にまずい…逃げないと…