第2章 女の感は働いたり働かなかったり
「銀さん、おはようございます、朝です。」
銀時「………。」
「銀さん、銀さん!起きてください!ご飯出来てます!朝です!新八君も来てます!」
銀時「…んー…。うるせぇなー…もうちょっと寝かせろよ〜…」
なかなか起きない銀さんに私は戸惑った。
(たたき起こしたいけど逆ギレとかされたらどうしよう。
ただひたすら怖いんですけど。
でも起こさなきゃご飯冷めちゃう…)
「銀さーん!!おーい!!ごーはーんー!!
さーめーるーよー!!銀さー…うわっ!!」
一瞬何が起こったか分からなかった。
気が付いたら私は腕を引っ張られて
軽く抱き締められている態勢になっていた。
理解出来ずに弱い頭で必死に考えていると、
銀時「耳元でギャーギャー騒ぐなって…鼓膜破る気か…」
銀さんは掠れた声でそう言った。