第1章 憂鬱、混乱、そして出逢い
?「おい、そこの女、そこで何コソコソしてる。」
自己解決してる間に誰かに先を越され
声をかけられてしまった。
振り向くと黒いスーツの様な格好をした
美青年が立っていた。
黒髪に長すぎず短すぎず、程よい長さの髪を纏っていた。
どうやら私に声を掛けたのはこの人らしい。
周りの人と少し格好が違う、もしや監督か何か…?
まずい、これは非常にまずい!!
とにかく謝らないと!邪魔になっちゃう!!
「す、すいません!道に迷ってしまって!」
私は咄嗟に謝り、頭を下げ、救済の言葉を待った。
どうか迷える子羊に優しいお言葉を…!
?「迷ったァ?てか何だその格好は、見慣れないな。」
道に迷った話を見事にスルーされ、何故か服装の事を指摘された。