第18章 休みの過ごし方は人それぞれ
銀時「だから言ったろ…おま…銀さんの顔、こんな…ぜってぇ許さねぇ……っ」
『し、仕方な…こんなの綺麗にできる方が…おかし……』
二人は大声を出して笑う事が出来ず腹を抱えて静かに笑うばかり。まともに話すことも起き上がる事さえも出来ずしばらく苦しそうな笑い声だけが部屋に響いていた。
やっとの思いで笑いから開放された二人の目には涙が滲んでいた。
『……私久しぶりにこんなに笑いました。』
銀時「……はぁ。俺もだ。案外おもしれぇのなコレ。」
『よし、じゃあ気を取り直して次は銀さんの番です。今度は神楽ちゃんのでやりましょう。』
思い切り笑い終えた二人はもう既に冷静になっており、続けたところでもうさっきの様には笑えないだろうと思っていた。だがせっかく作ったというのもあり、銀時の副笑いを端に避け銀時の足元へ神楽の副笑いを置き、今度は天音が銀時の後ろへと回った。
『じゃあ目抑えますよ?』
銀時「目隠しプレイとか銀さん興奮しちゃう。」
『ちょ、な、何言ってんですか!!私そんな事しないです!!』
銀時「んだよ分かってらァ。ほれ、さっさと隠せ。」
天音は渋々銀時の視界を遮り、右目左目を渡す。ここまでは至って順調だった。左右の目はほぼ等しい位置に置かれ完成がある意味楽しみだった天音は言葉には出さず心の中でワクワクしていた。
だが天音が鼻を渡そうと声を掛け差し出した時、銀時の様子がおかしい事に気付いた。