第18章 休みの過ごし方は人それぞれ
神楽「みんな何お願いしたアルか?」
『それって人に言うと良くないんだよね?』
神楽「マジでか。天音ちゃんには聞かないネ。オイお前ら、何お願いしたか言えヨ。」
銀時「何で俺らには聞くんだよ!おかしいよね!!」
神楽は天音だけに親切に、銀時と新八には無理矢理聞き出そうと血相を変えて視線を送る。もちろん二人言うはずもない、無論銀時の場合本人を目の前にして恋愛成就等というお願い事をしたなんて事、いくら気持ちを伝えているとはいえ恥ずかしくて言えなかった。天音はそんな三人の様子を微笑ましく見つめていた時、ふと見慣れた集団が目に入る。
『あ、土方さん達だ。』
銀時「はぁ〜?またアイツらかよ。ここまで遭遇率高いともう運命感じるわ。」
家に居ても外に居ても、一体一週間のうちにどれだけ遭遇しているのかとつくづく嫌気がさす銀時だった。しかし隊服を身にまとっている土方達は休みでは無く、どうやら何かトラブルが無いかと見回りで来ているようだった。天音や銀時の険悪な視線に気付いた土方はこちらに視線をやる。天音たちの元へ足を運んでは銀時の事は無視して天音に話しかけた。
土方「よう。初詣でもしに来たのか?」
『はい。もう終わりましたけど。土方さん達は仕事ですか?』
土方「あぁ。新年だからこそトラブルが発生しやすいからな。」
沖田「旦那、目が怖いでさァ。」
土方は銀時を無視していたが横に居た沖田は銀時の目がどうしても気になり指摘するのであった。