第18章 休みの過ごし方は人それぞれ
『うわぁ〜…すごい人だね…。』
一夜明け、昨日来た神社にはもちろん昨日とは比べ物にならないくらいの人が御参りに来ていた。そんな人混みを見ても銀時は嫌な顔一つせずそのままお参りをする為に列に並ぶ。予想外の行動に新八と神楽は唖然。
新八「マジでどうしちゃったんですかあの人…なんか必死じゃないですか…。」
神楽「あんなの銀ちゃんじゃないネ!おのれ神め!銀ちゃんを返せヨ!!」
『まぁまぁ二人とも。私達も行こう。』
天音は新八達をなんとか落ち着かせ銀時の後ろを着いて列に並んだ。先頭がお参りを終え、そしてまた次の終え、どんどん前に進みようやく先頭になる。全員は横一列に並び賽銭箱に小銭を入れ本秤鈴を慣らし手を合わせ、目を瞑りそれぞれ願い事をする。
銀時(恋愛成就恋愛成就恋愛成就…)
新八(グッズが出ますようにグッズが出ますように…)
神楽(大量の酢昆布が降ってきますように…)
天音(元の世界に一生帰れませんように…)
こうして見ると銀時のお願い事が一番まともに見えてしまう。
順々に願い事を言い終わり全員が終わった事を確認すると、天音達はその場を離れとりあえず何処か座れる場所を探し見つけ腰を下ろした。