第17章 正月太りには気をつけろ
桂「桂じゃないキャプテン・カツーラだ。」
そう言って現れたのは船長のコスプレ衣装を身にまとった桂だった。どうやら新八達の話をこっそり聞いていたらしく、飛び出すタイミングを見計らっていたようだ。さすがに桂だと気付いた天音だったが先程の新八の話を思い出し何も知らない振りをした。
土方「誰だコイツ。こんなヤツに用はねぇ。さっさと桂を出せ。」
桂「桂じゃない、キャプテン・カツーラだ!!」
土方「どーでもいいわ!!しつけぇよ!!」
土方達はこの男が桂だとは気付かず、銀時の言葉を無視して桂を捕まえるべく家中を片っ端から探す。だが見つかるはずも無く新撰組の捜査は難航する。苛立つ土方をよそに沖田が銀時にとって最悪な物を探し当てた。
沖田「あ、エロ本みーっけ。」
銀時「おいィィィ!!なんつーとこまで探してんだオメェは!!そんな所に大の大人が入れる訳ねェだろーがァァ!!」
沖田は銀時の机を漁っていたようでその拍子に見つけたエロ本を持ちながら部屋に戻ってきた。その本は天音がここへ来る前に買ったものではあるが、捨てるのを忘れずっと机の中で眠っていたのだ。それをこのタイミングで掘り出され、しかも天音のいる前であり銀時の顔は絶望へと変わっていく。