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【 銀魂 】徒然なる日々なれど…

第17章 正月太りには気をつけろ




『新八君、なんで新撰組の人達に桂さんの事言っちゃいけなかったの?』


新八「桂さんああ見えて一応指名手配されてるんです。」


『ええっ!!そうなの!?』


そんな人間が銀時達の知り合いなのかと思うと、一度は安心したものの再び不信感が湧き始める。そんな天音の心情を察してか新八は何時ものように説明を始めた。


新八「とは言っても悪い人じゃないですよ。昔銀さんも桂さん達と一緒に戦ってたらしいです。話せば長くなるから省きますけど、とにかく新撰組に見つかれば逮捕って訳です。」


出来ることならその省略された部分の話を詳しく聞きたいのが本望だったが、それなら今じゃなくともまた聞けると思いそれ以上は聞かなかった。そんな事よりも銀時が戦っていたという事が何よりも一番気になった。どういう状況で戦ったのかは想像すら出来なかったが、腰に木刀が常に常備されていることや少なからず刀を持ち歩いている新撰組を見て、どういう風に戦ったのかという事だけはこの世界に対して一切無知の天音にでも想像する事は出来た。

銀時の過去を新八から聞いたことにより、まだ自分は銀時についてほとんど何も知らない事を実感し、こんな状況にも関わらず少し悲しくなる天音だった。


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