第17章 正月太りには気をつけろ
銀時「お前らまで何人んちに勝手に上がり込んでんだよ!つーか壊れてんだけどォ!?」
土方「うるせェ。桂がここに入って行くのを見た奴がいるんだ。さっさと桂を出しやがれ。」
どう嗅ぎ付けたか、土方達は桂を追って家に入り込んできたのだ。何も知らない天音は桂ならそこにいると言いかけてしまうが、銀時達は慌ててそれを阻止しようと三人係で天音の口を抑えた。肝心の桂はと言うとひとまず屋根裏にいつの間にか逃げ隠れていた。
銀時「だーかーらー!!だからって人んちに勝手に入って言い訳ねェだろ!プライバシーも糞もねェだろーがコノヤロー!!」
土方「うるせェっつってんだろ!!公務執行妨害でしょっぴくぞ!!」
沖田「オイ桂ー。さっさと出てこねぇとこの家ごと吹っ飛ばすぞー。」
神楽「ふざけんじゃねーヨ!その前にテメェの頭吹っ飛ばしてやろうかドS野郎!!」
まったりと過ごしていたはずなのに一気に賑やかを通り越してもはや戦場の様な雰囲気になっていた。新八はおおよそこんな事になるのを予想していたのか呆れた顔でそれぞれの口喧嘩を眺める。そんな中天音は新八にさっき何故自分の言葉を遮ったのか小声で問う。