第17章 正月太りには気をつけろ
桂「いやはや、何かご馳走でも無いかと思ってな。」
銀時「ただ食い物集りに来ただけじゃねェかァァ!!」
銀時は桂の本音を突くが桂は顔色一つ変えず、今まで一言も話さなかった白い生き物が文字の書かれた看板を掲げる。
[ちょっと待って、俺エリザベス。]
新八「完全に出遅れちゃってるよ!この流れに反してまで自己紹介始めちゃったよ!」
無事自己紹介を終えたエリザベスを見て桂は笑った。わざわざ看板に文字を変えてまでして言葉を発さないのかと天音は内心思ったが、異様な見た目という事もあり敢えてそこには触れようとはしなかった。
桂「すまないエリザベス。さて、俺達の自己紹介も終わったところで宴を始めようではないか!」
銀時「だから人んちの食い物当てにしてんじゃねェ!!」
桂「なんだ銀時。幼き頃からの友人であろう。何故そこまでケチケチする必要があるのだ。」
桂の無駄ながめつさに銀時は負けじと反論しどうにか桂を追い払おうと怒声を上げる。銀時の荒らげた声が部屋に響く中突然襖が蹴破られ床へと薙ぎ倒された。
土方「御用改めである!新撰組だ!神妙にしろ!!」