第15章 サンタさんってニートみたいなもんだよね
銀時も正直土方の予想通り嫌がらせをしようと思っていたが、それを行動に移したところで結局天音にダメだと言われることを分かっていたので気持ちを抑えて大人しく均等にした。それぞれ皿に移し替え、全員の口が甘さに満たされる。もちろんケーキも美味しいとみんなに褒められ天音は大満足だった。
神楽「超美味しかったネ。でもコイツらのせいでちょっと物足りないアル。」
銀時「お前の胃袋はブラックホールか。」
『そんなに食べても太らないなんて羨ましいよ。』
ケーキを食べてもやはり満腹には程遠い神楽は不満そうな表情を浮かべる。その他全員はいい感じにお腹は満たされいい感じに眠気に襲われ始めていた。
土方「さて、腹も満たされた事だしそろそろ仕事に戻るとするか。」
沖田「土方さん、近藤さん寝てますぜ。」
土方「はァァァ!?おいっ!起きろ!一応仕事中だぞこらァァ!」
大声を出しても起きる気配の無い近藤を見てお妙が平手打ちを食らわす。そしてまたもや一方的な暴力が始まり近藤の目には涙が滲む。いまいち近藤とお妙の関係を把握出来ていない天音は新八に問う。