第15章 サンタさんってニートみたいなもんだよね
銀時「何だよ、いけねぇのかコノヤロー。」
『いや可愛いなって思って。じゃあ銀さんの分だけ少し大きめに切ってあげます。』
まさかし自分が可愛いなどと言われるとは思ってなかった銀時は頬を赤く染めてそっぽを向いた。天音にとってはそんな仕草も可愛いと思ってしまった。気を取り直し一度置いたケーキを手に持ち食卓へと向かう。銀時は皿を三枚嫌々ながらも追加した。
『お待たせしました。本日の〆のケーキです。』
土方「〆っておいラーメンじゃねぇんだからよ。にしても美味そうだな。」
沖田「万能だなオイ。嫁に欲しいくらいでさァ。」
銀時・土方「ふっざけんな!!!!」
沖田の冗談に本気でキレる銀時と土方。息も言葉もぴったりだった為、仲が良いのか悪いのかどっちなんだとその場の全員が苦笑いをする。そしてケーキを八等分する為天音は包丁を手にするが横から銀時がその包丁をヒョイっと奪った。
銀時「ケーキは俺が切る。」
新八「ちょっと銀さんちゃんと平等にしてくださいね。」
銀時「うるせぇ。俺ァさっきちょっと大きめでいいってパティシエから許可貰ってんだよ。」
そして自分の分だけ大きめにして他は綺麗に均等に切った。それを見て土方は軽くため息を零す。嫌がらせで自分の分だけやたら小さくされたりするのではないかと心中で銀時を疑っていたからだ。