第15章 サンタさんってニートみたいなもんだよね
近藤「なんだ万事屋。こんなに美味いものがありながら俺達を呼ばないなんてみずくさいじゃないか。」
新八「アンタはいつ復活したんだよ!!さっさとこの二人連れて帰っていい加減仕事しろォォォ!!」
あまりの無法地帯に天音は呆然と立ち尽くす。手を付けようにも一体何処から止めに入ればいいのかもはや混乱して考える事も出来ない状態だ。そんな天音の肩にポンッと手を当てたのはお妙だった。
お妙「ごめんなさいねせっかくのパーティなのにゴタゴタになっちゃって。」
『あ、いえ、大丈夫です。ちょっと賑やか過ぎてびっくりしてますけど。』
お妙「ふふ、こんなのしょっちゅうよ。すぐ慣れるわ。さ、私達も食べましょう。」
手を引かれて座ろうとするもその前に天音は土方の首を絞め続ける銀時の元へと行く。
『銀さんもうそこら辺にして早く食べましょう。冷めちゃいますよ。土方さんも沖田さんも近藤さんも、そんなに量は無いけど好きなだけ食べていってくださいね。』
銀時「ん?あ、おう。悪ぃ。」
土方「さんきゅー。」
沖田「もう頂いてまさぁ。」
近藤「ありがとう天音ちゃんっ!!」
銀時は天音の一声で絞めていた手を緩め大人しくなる。土方達も天音の好意を有り難く受け取り全員で机を囲む。人数が増えたのは予想外だったがやはり人は多い方が楽しいと心の中で思う天音だった。