第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
『うわっ!ちょっと神楽ちゃん勢い良すぎ!これじゃあ銀さんがお風呂入る時にはもうお湯がすっからかんだよ。』
神楽「けっ。可愛い女の子二人が入った後の湯船に浸かるなんて半年早いネ!!」
『半年って…神楽ちゃんってば本当に面白い。』
普通であれば百年とかそんなところを半年と言った神楽にドツボにハマり天音は笑いが止まらなくなってしまった。当の本人は何がそんなに面白かったのかと首を傾げるが、銀時が居ないのをいい事にあることない事話し出す。
神楽「天音ちゃんが入った後とか銀ちゃんの事だから絶対ヤラシイ事考えてるネ。」
『ふふ。それは無いよ神楽ちゃん。銀さんはきっとそんな人じゃない。』
そう話す天音の表情は神楽の目にはやたらと幸せそうに見えた。天音の性格上庇う事は分かっていたが、その表情はただ庇うだけでなく心底嬉しそうにも見えた。
神楽「どうしたネ?顔ニヤけてるアル。」
『ええっ!!そ、そんなこと無いよっ!!』
神楽の目に写った表情は紛れも無い事実で、それを指摘されれば顔に出てしまっていたのかと焦りすぐに否定をする。