第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
銀時「何笑ってんだ?」
笑いどころが分からなかった銀時は問う。一瞬言うか迷ったがスーパーでの出来事を銀時に話した。話を聞き終わると銀時は引き攣った笑みで顔を青くしていた。天音がまともで本当に良かったと心底思うのであった。
『とにかく、明日は気合い入れて作りますね。』
銀時「おう。楽しみにしてるわ。」
『はい。あ、手伝ってくれてありがとうございます。』
銀時「いいんだよこれくらい。」
銀時が手伝ってくれたお陰で洗い物もすんなり終わり掛けてあるタオルで濡れたてを拭く。そして神楽が風呂から出ているか確認すると共に、空いていればそのまま入ろうと天音はキッチンから離れようとする。
銀時「なぁ。」
『?どうしたんですか銀さん。』
銀時「……いや、何でもねぇ。」
呼び止めておきながら何も話さない銀時を不思議に思ったがどうせ聞いても答えてくれないと分かっていた天音は何も聞かず、気にしてない振りをしてそのまま風呂場に向かった。
浴室からはまだシャワーの音が漏れていた。神楽はどうやら風呂から出ていないようだ。天音はドア越しに少し大きな声で神楽に声をかける。