第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
一先ずその場は落ち着きそれぞれはご飯を食べ終え、新八は家へ帰り神楽は風呂へ行き天音は後片付けのため台所に立っていた。するといつかの日の様にそれを手伝い始める銀時。あの日とは違い素直に「ありがとうございます」と伝えた。
銀時「で、明日の飯は全部天音が作んの?」
『あ、はい。神楽ちゃんがお妙さんに必死に説得しててそうなりました。』
銀時「ふーん。そりゃ良かった。せっかくのパーティだっつうのにあんな得体の知れねェもん食いたかねーわ。」
『お妙さんの料理ってそんなに酷いんですか?』
銀時達が口を揃えてお妙の料理は食べたくないと言っているが、実際目にした事も口にした事も無い天音にとって想像すらつかないものだった。それを銀時に聞けばいかにも嫌そうな顔で質問に答えた。
銀時「そういやお前食ったことないもんな。あんなの料理じゃねェ。ダークマターだよ。一種の兵器だよ。」
そんなにも酷いのかと思ったが、スーパーのタバスコの件の事を思い出し有り得なくもないと思った。また、銀時の言葉の選びにお妙には悪いと思いながらも笑ってしまった。