第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
お妙「じゃあ二人ともまた明日。気を付けてね。」
食材をお妙の家に運び終えた後、天音と神楽は万事屋に帰るべく道場を後にした。
お妙と新八の家を見た時はあまりの大きさに驚き、元は父親が道場をやっていたと説明を受け納得した。
神楽「一時はどうなるかと思ったネ。」
『タバスコは本当に驚いたよ…』
スーパーでの事を歩きながら二人で振り返っていた。いろいろと予想外なことが多すぎて、大して疲れることもしていないのにどっと疲れていた。
そして天音は当日銀時も来る事を伝えなければいけないと思い出す。
お妙の奇行ですっかり忘れていたのだ。
『あ、そういえばクリスマス当日銀さんもいいかな?』
神楽「ん?何で天音ちゃんが言うアルか?私てっきり銀ちゃんの事だからどさくさに紛れて着いてくると思ってたネ。」
『ほら、やっぱり皆でやった方が楽しいし。だから銀さん嫌がってたけど私無理矢理誘っちゃってさ。』
神楽「……天音ちゃんが誘ったなら嫌がるわけ無いネ。怪しいアル。」
本人は至って普通の流れで言えたと思ったが思いの外神楽の勘が鋭く思わずギクリと身体が反応する。