第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
ケーキの材料の他にも肉や野菜など、メイン料理の材料をこれでもかと買い占め三人はスーパーを後にする。
お妙「さて、当日は張り切っちゃおっと!」
どれだけ張り切っても結局見た目は変わらないのに、どうしてそこまで自信を持てるのかと不謹慎ながらもそう思ってしまう。
神楽がヤバイと感じたのか当日お妙にキッチンを任せまいと慌てて言い訳を始める。
神楽「あっ、姉御の料理も美味しいけど、天音ちゃんの料理も負けないくらい美味しいアル!当日は天音ちゃんに任せて姉御も食べてみるアル!!」
天音は物凄くハードルを上げられた気がしたが、神楽の必死な様子を見て二人の間に口を挟むことが出来ず、ただ黙って苦笑いだけを浮かべて話を聞く。
お妙「あら、そうなの?じゃあお願い出来るかしら?」
『あ、はい、もちろんです。』
無事言い訳が通用しお妙の視線が天音に向いている間神楽は疲れた様に深い息を吐いた。