第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
だが、さきほど散々侮辱をしてしまった事で今更俺も行くなどと簡単に言えなくなってしまっていた。
神楽もそれを分かっていたのか悪い顔でニヤニヤしながら銀時の方を見ている。その表情を見て口端がヒクつく。
新八「そんな日にちも無いし早速姉上のところに行ってきますね。」
神楽「私も行くネ。定春〜散歩行くアルよ〜!あ、銀ちゃん当日は大人しくテレビでも見てればいいネ、じゃあな〜。」
何とも嫌味たらしく言葉を残し新八と神楽は家から颯爽と出ていった。
銀時(神楽のやつ…絶対わざとだろ!最近何なんだよアイツ!!)
絶望的な表情を浮かべ肩を落としているとそれに気付いた天音は心配になり銀時に言葉を掛ける。
『銀さん?当日、本当に来ないんですか?』
銀時「んな事言ってもあんな事言っといて今更行くなんて言えねぇだろ。」
『いいじゃないですか、気が変わったって事にしておけば。』