第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
銀時「何がクリスマスだっつの。なんで顔も知らねェ奴の誕生日を寄ってたかって祝わねぇといけねぇんだよ。」
イベント事が嫌いな銀時は口を尖らせ、世の中の浮かれた恋人達にまるで嫉妬をするように文句を垂らす。
銀時と二人きりで、なんて欲は無かったものの少し寂しく思う天音。
現世でクリスマスというイベントに何の思い出等無かった天音にとって心の内ではクリスマスに家族では無い誰かと過ごすことに憧れていた。
そんな天音を救済する様に神楽が提案をする。
神楽「天音ちゃん新八、クリスマスの日にパーティするネ!姉御の家で。」
新八「いいですね!姉上に聞いときますね。」
『えっ、いいの!?それなら私ケーキとか作るよ!』
神楽の提案に天音はこれでもかという位に目を輝かせた。その横で天音の言葉を聞き逃さなかった銀時の耳がピクリと反応する。
”手作りケーキ”となれば、いくらイベント事が嫌いな銀時でも行きたくなるのも当然だった。