第14章 どいつもこいつもイベントイベントってうるさい
『さ、さむい…』
銀時「そんなに寒いなら暖めてやろーか?」
『私寒がりの暑がりなんですよね。日本の四季に不適合者なんでしょうか。』
銀時「おい。華麗にスルーしてんじゃねーよ。しかも何だそれ、結婚不適合者みたいな言い方してんじゃねーよ。」
銀時そんな冗談も段々とどう交わせばいいか分からず迷走していた天音は、銀時には悪いがスルーという道を選んだ。口から飛び出そうな心臓を必死に抑えて。
新八「でも本当に今日寒いですね。さすがに炬燵だけだとこれから持たないんじゃないですか?」
そう、四人は今一つの炬燵の中。
家から出られない理由のうちこの炬燵も原因だ。
神楽は籠に入れられているミカンをひたすら食べ続けている。
神楽「情けないアルなお前ら。こんな所でずっとぐーたらしてたらサンタは来ないアル。」
『もうそんな季節なんだね。全然気にも留めてなかった。』
今日ではないものの、明後日になれば世の恋人達を騒がせるイベント、クリスマス。