第11章 居心地の良い家もあれば悪い家もある
天音「…ぶはっ!も、もう!いきなりそんな事したら苦しいじゃないですか!」
銀時「いきなりじゃなかったら良かったわけ?メモメモ…」
天音「銀さんの分からずや!ひねくれ者!」
何をイチャついてるんだと冷たい目で天音達を見る新八と神楽。もしこの二人がくっつけば、これが日常茶飯事になるのかと先が思いやられる二人だった。
新八「まぁまぁまぁ、とにかく、さっちゃんさんも長谷川さんも知り合いなのでこれからは怯えること無いですよ。」
天音「う、うん…でもどうやって入ったのかなって考えるとやっぱり怖いんだけど…。」
例え銀時達の知り合いでも、また銀時達が仕事で留守中にいきなりあの二人に出くわせば怯えるなという方が無理な話だ。
だがそれも分かっていたのか新八は加えて説明を続けた。
新八「さっちゃんさんは屋根裏から、長谷川さんは…多分僕らが気付かないうちに、だと思います。」
銀時「さすが長谷川さんだな。気配も感じさねーで真正面から侵入するなんて大したもんだぜ。」
神楽「気配どころか存在自体薄いからそれくらい出来て当たり前ネ。」