第11章 居心地の良い家もあれば悪い家もある
?「銀さんってばそんなに焦らすなんて、そんな事されたらアタシ興奮しちゃうじゃないの…でももう待ちきれない…アタシを滅茶苦茶にしてっ!銀さああああああんっ!!」
天音「!?!?いっ、いやあああああああっ!!!!!!」
銀さああああああん!!という叫びと共に布団から物凄い勢いで見知らぬ女が飛び出してきた。
それと同時に天音の悲鳴が部屋中に響いた。
そしてその女と言うと天音に抱き着き動かない。
同じく天音も動かない。
飛び付かれた瞬間悲鳴を上げたものの、それ以上声を出そうにも出せなくなってしまい、人は本当に恐怖を感じると声が出ないのかと身をもって感じるのであった。
すると何かに気付いたのか女は身体を離し、何とも不可解な顔で天音を見た。
?「……アンタ、誰?」
天音「……………一条天音と言います。」