• テキストサイズ

【 銀魂 】徒然なる日々なれど…

第11章 居心地の良い家もあれば悪い家もある




ガタガタと寝室の方から物音が聞こえた。
誰もいないはずの万事屋に微かに響く物音。定春もそれに気づき耳がピクピクと動いた。

誰かいるのかと天音は身体を震わせる。
だがここは二階、玄関は一つ、用心の為鍵は掛けていたし、それなら尚更何処からと余計に不安を募らせた。

天音は静かに寝室の前へと足を運び恐る恐る壁襖の向こう側へ声を発した。


天音「…だ、誰かいるんですか?」


…………………………

その声と共にピタリと物音が止まり、空耳かと疑った。勇気を出してゆっくりと襖を開け隙間から寝室を覗き込む。
見渡せる限り見渡したが、鼠一匹いない部屋に安堵し襖を一気に全開に開けた。


天音「な、なんだ。気のせいか。ビックリした…。……ん?」


気のせいと思ったのも束の間、敷いてある布団の中で何やらモゾモゾと動いている。
見た感じ小さくもなさそうだ、というよりも布団と同じ位の大きさの何かが不規則にひたすら動いている。

もう一度勇気を出し天音はそっと布団を片手で捲ろうとした時だった。
中から声が聞こえて来た。


/ 494ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp