第10章 誕生日が嬉しいのは若い時だけ
天音「…ちょっと待って、二人とも知ってたの!?」
神楽「知ってるも何もバレバレネ。聞かなくても分かるネ。」
新八「土方さんの件があった時なんてあからさまに嫉妬に狂ってましたからね。天音さんの鈍感さには驚きましたよ。」
嫉妬なんてしていただろうかと、過去を振り返り、言われてみれば何個か思い当たる節もあったような気はしたが、それが嫉妬に当たるものなのかという事までは分からないでいた。
銀時は顔を赤らめたままで天音が銀時に視線を戻した瞬間、じっと見つめられてギョッとする。
銀時「……なっ、なんだよ。」
天音「本当なんですか?」
銀時「冗談でそんな事言える様なキャラじゃねぇよ。」
真実だと知った瞬間銀時と同様顔が真っ赤に染まっていく。
土方に告白されて今回の告白は実質二度目だが、天音は慣れる事を知らず前回と同じ反応だった。