第10章 誕生日が嬉しいのは若い時だけ
そして銀時から目をそらし、おもしろいくらいに目が泳ぎ始める。
それも、見ている側も目を回しそうな勢いで。
天音そんな状態であたふたとしながら口を開く。
天音「そそそ、そんな事、言われたら私、これから銀さんにどんな顔してこの場にいたらいいか、わ、分からない〜~っ!!」
そう叫び散らして靴を脱ぎ散らし寝室へとバタバタと入っていった。
その様子に残された三人は目をパチパチさせ、結果どういう事だとそれぞれ頭の中で考えるのであった。
新八「………えーっと、銀さん行っちゃいましたけど。」
神楽「振られたアルか?」
神楽の言葉で赤く染まっていた顔は血の気が引き、今度は真っ青になって行く。
逃さまいと銀時も靴を乱雑に脱ぎ捨て寝室へ駆け込む。
天音「きゃああああ!」
銀時「きゃああああ!じゃねぇー!何で逃げんだコノヤロー!」
天音「だだだだだってー!!!」