第9章 頭を回転させるにはやはり糖分が必要
しかしそんな事では納得せず再び財布を開け小銭を漁り始める。
銀時「ちょっと!!何の為に今俺が財布閉めたと思ってんの!」
天音「だってそんな払ってもらうなんて悪くて。」
今にも泣き出しそうな顔でそう言う天音に銀時は慌てて言葉を付け足す。
銀時「あれだよ!いつも飯作って貰ってるお礼!!」
天音「それは住まわせて貰ってるから、私は当たり前の事をやってるだけでお礼を言われるような事じゃないです。」
もう何を言っても無駄なのだろう、銀時はそう思った。
この前のイチゴ牛乳のお礼と言えば、あれはこの前助けてもらったお礼だからとか、自分の体調を心底心配してくれたからそれのお礼とか、そんな事を言ってもきっと当たり前の事だからと納得何てして貰えやしない、そう思ったのだ。
銀時は無理矢理納得させるかのように天音の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
銀時「男って言うのはそういう生き物なんだよ、俺にだってプライドくらいある。俺のプライドを守る為と思って奢らせろ。」