第9章 頭を回転させるにはやはり糖分が必要
天音「銀さん銀さん!私これ食べます!銀さん何にしますか!」
銀時「んー、俺もお前と一緒でいいぜ。」
天音「了解です!おじさん、柚子あんみつ二つお願いします!」
「まいど!」
注文をし終え天音は自分の財布を取り出した。
それを見た銀時はギョッとしてすぐさまその行動を止めた。
銀時「おいおい!何で出そうとしてんの!」
天音「何でって…別にこれくらい普通じゃないですか?」
男のプライドなんぞ知らない天音は真顔で銀時に言う。
銀時は深いため息を付いて自分の懐から財布を取り出し自ら勘定をしようと店主の前へ立つ。
天音「銀さんダメ!せめて自分の分は自分で出します!」
銀時「だーめーでーすー。女に金出させるなんてそんな恥ずかしい事銀さんには出来ませーん。」
そう言ってすんなり勘定を済ます。
それならせめて手渡しでと、頼んだ物の値段を見てから視線を財布に戻し、小銭を漁る。
だが、それも許されず銀時は天音の手から財布を取り上げガマを閉め財布を返す。