第8章 日本には四季がある
近くの草の茂みからひょこっと顔を出して真顔で土方に毒を吐く。
土方も相当痛かったのか本気でキレている。
沖田「女なんかに浮かれてるのが悪いんでぃ。」
土方「おまっ!!ふっざけんなっ!!」
図星を突かれ顔を赤くして更に牙を向く土方。
喧嘩や言い合いが一度に何度も起こり疲れはてる天音。
もう止める元気すらなくなっていた。
そんな天音を助ける様に近藤が二人の間に割って入る。
近藤「もうそこらへんにしておけ二人とも。天音ちゃんも困ってるだろう。」
天音「土方さんご飯食べましょう?皆さん用意してくれてますよ。」
近藤が中助けをしてくれた事に感謝し、シートまで誘導する。
土方はまだ沖田に対する怒りが収まらないものの、近藤に止められ、それに加え天音にまで気を使わせては駄目だと思い気持ちを抑え渋々シートがある所まで向かった。