第8章 日本には四季がある
天音「どうしたんですか二人とも!!せっかくの紅葉なんですから仲良くしてください!」
銀時「ちっ、仲良くなんてしてられっかよ!おい天音行くぞ。お前らもさっさと行くぞ。」
ふてくされ再び天音の腕を掴む銀時だったが、即座に土方はもう片方の空いている腕を掴んだ。
天音「えっ、ちょっ、何やってるんですか!」
銀時「土方くぅーん?その手は何かなー?俺ら違う場所探しに行くからその手離してくんなーい?」
銀時は怒りを含んだ満面の笑みを向けるが、土方は一切動じず加えていたタバコに火をつけ視線を銀時から天音に移した。
土方「おい天音、紅葉鑑賞なら俺らとどうだ?近藤さんも会いたがってたし、飯も旨いもんばっかだ。」
銀時「犬の餌食ってるような偏食野郎にそんな事言われても説得力の欠片もねェんだよォォ!!」
土方「お前に言ってねェだろーが!それに土方スペシャルは犬の餌じゃねェ!!」
自分の腕を掴んだままで、また始まる言い合いにとうとう天音も手が付けられないでいた。
仲が悪いとは聞いていたが、ここまでとは予想もしていなかった。