第8章 日本には四季がある
銀時「ばっ!偉大なる新撰組様がこの場を取ってんだよ!違う場所探すんだよ!」
天音「ちょっと!さっきと言ってること全然違うんですけど!!」
そんな二人の光景を三人は呆れた顔で、いつ終わるのかとしばしの間見ていた。
そして遂に銀時の嫌な予感が現実になる。
土方「なんだ騒がしいな、総悟何かあったのか?ってお前らっ」
背後から聞こえた土方の声で、最悪だ、とさっきまで入っていた全身の力がふっと抜けてしまった。
それと同時に天音の腕を掴んでいた手も緩めてしまい天音は自分が力を入れていた方向へと勢い良く倒れ込んでしまった。
天音「ぐふっ!…痛〜っ…銀さん何で手離すんですか〜!」
顔から見事に倒れてしまったため服は微かに汚れ、鼻にも土が軽く付いていた。
銀時「わっ!悪ぃ!大丈…」
土方「大丈夫か?ホラよ。」
やってしまったと、すぐさま天音に手をかしに行こうと思った瞬間、大丈夫か?という言葉と差し出そうとしていた銀時の行動は、土方によって遮られてしまった。