第1章 憂鬱、混乱、そして出逢い
沖田「近藤さん、土方さんがお嬢泣かせましたぜ。」
近藤「うん、泣かしたな。トシの女泣かせ。」
?「ってお前ら何見てんだよ!いつからそこに居た!?」
どうやら二人が私たちの会話を盗み聞きしていたみたい。
どこからどこまで聞いてかはわからないけど。
近藤「大体の事は聞いた。天音ちゃんが本当にタイムスリップしたのなら、この見慣れない服装とも辻褄が合う。とりあえず本人は帰るのが本望では無いようだが、一応調べてみよう。原因が見つかって帰れるとなったら、その時にまた帰るか帰らないか決めればいいさ。」
どうやら終始やりとりを聞いていたみたいで
こんな現実味の無い話を信じてくれた。
でも原因なんて、分かるものなのかな…。