第7章 何事も経験あるのみ
妙「えらく話し込んじゃったわね。そろそろ中に入りましょうか。」
どれくらい話をしていただろうか。
そんな事は分からなかったが、季節はまだ夏。
夜でも蒸し暑く、虫に刺されるという事もあり
二人は家の中に戻ることにした。
入ると同時に新八も帰ろうとしていたのか
荷物を持って玄関に立っていた。
新八「あ、天音さん姉上。遅かったですね、僕そろそろ帰ろかなと思って。」
妙「新ちゃんが帰るなら私も帰るわ。天音ちゃん、銀さんと神楽ちゃんによろしくね。」
そう言って二人は万事屋を後にし、帰っていった。
二人が見えなくなり天音は一人で家の中へと入った。
神楽「あ!天音ちゃん遅かったアルな!」
天音「随分長話しちゃって。あ、それより銀さんは?大丈夫なの?」
部屋に銀時の姿が無いことが気になり、さっきの出来事を思い出す。