第7章 何事も経験あるのみ
新八「ちょっとォォ!姉上、天音さんにそういう話したら信じちゃうから!!何かと取り返しつかない事になっちゃうから!!」
妙「その為の嘘じゃない。もう、新ちゃんのせいでせっかくの計画が台無しじゃないの。」
目の前で繰り広げられる会話に頭がついていかない天音。
一体何が本当で何が嘘なのか、よくわからない天音であった。
そんな事だとは知らず、嘘がバレたと思いお妙は改めて自己紹介を始めた。
妙「ごめんなさいね。新ちゃんの姉なの本当なんだけど、銀さんの奥さんになるって言うのは嘘なの。」
天音「え、そうなんですか!」
妙「え?今の私達の会話聞いてた?」
そこで初めて天音の理解の無さを知り、その瞬間、こんな感じでは銀時に同情してしまい、思わず吹き出して笑ってしまった。
妙「ふふふっ。銀さんも大変なのね。よく分かったわ、ふふふっ。」
天音はこの人が軽く耳にした新八の姉なのかと思っていた。
そして終始そんな事を言いながら笑うお妙を見て、銀時はしかめっ面になる。