第6章 忘れたい物事ほど思い出す
土方「お前みたいなヤツほんとにいるんだな。」
天音「へ?どういう事ですか?」
土方「口で言わなきゃ分かんねーか。」
笑っていた土方は再び真剣な顔になり、天音は次は何を言われるかと構えた。
吸っていたタバコを捨て、一度目を逸らし、しばらくしてまた天音を見る土方。
そして天音にとって、思いもよらぬ言葉がふりかかった。
土方「天音、俺はお前が好きだ。ダチとしてとかじゃねぇ、女として、だ。」
天音「………まさか、そんな事…。」
天音は真っ先に耳疑った。
自分が告白されるなんて予想外だった。
天音は土方の表情を見るも、決してからかっているようには見えなかった。
土方も、疑われていると感じ言葉を付け加えもう一度伝える。