第6章 忘れたい物事ほど思い出す
天音「じゃあ行ってきますね、すぐ戻ります。」
天音は迷うこと無く支度をし、万事屋を出た。
天音が部屋から居なくなり、数分の沈黙の後新八が恐る恐る銀時に話を持ち出す。
新八「銀さん、よかったんですか?行かせちゃって。」
銀時「んな事言ったって仕方ねぇだろ。一体どうしろってんだよ。」
新八「それは…。」
解決策などそう簡単には見つかるはずもなく
帰ってくるまで大人しく待つしかないと諦める銀時達。
するとガラガラと玄関が開く音がした。
神楽「あれ、天音ちゃんもう帰ってきたアルか?」
神楽の言葉に期待する銀時だったが
そんな期待はすぐに壊れた。
新八「あ、姉上!どうしたんですか?」